物理破壊
記録媒体をを物理的に破壊し、データ読み取り不可能にします。破壊状況が見た目で分かるため、証明に最適です。HDD、SSD、磁気テープなど多種の記録媒体に対応します。
データ消去
「0」や「1」などを上書きして、元のデータを消します。記録媒体の再利用が可能なためリース物件に最適です。
磁気破壊
記録面に強力な磁気を照射し、データを破壊します。見た目は変わりませんが、再利用はできなくなります。SSDなどのフラッシュメモリには対応しません。
物理破壊 | データ消去 | 磁気破壊 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
再利用の可否 | × | ◯ | × | 再利用するならデータ消去一択です。磁気破壊は再利用できると思われがちですがデータ領域以外の管理領域も消去してしまうため、再利用はできません。 |
処理にかかる時間 | ◯ | × | ◎ | 磁気破壊や物理破壊が圧倒的に早いです。SSDの場合はデータ消去でも短い消去方法があります。 |
HDD故障時の消去/破壊 | 〇 | × | 〇 | HDDの場合、HDDの調子が悪くなると消去もできなくなることがあります。磁気消去や物理破壊で代替します。 |
SSD等フラッシュメディアへの対応 | ◯ | ◯ | × | 磁気破壊はフラッシュメディアには効果がありません。 |
破壊状態の視認性 | × | × | ◎ | データが読み取り不可能な状態になったことが目で見て分かることが、データ消去にはない物理破壊の最大のメリットです。 |