弊社のHDDデュプリケーター(JetCopier HDCシリーズ)は、以下の様な特性があります。特性を理解してコピー作業にご活用下さい。
- セクタ単位でコピーを行います。ファイル単位ではありません。
- ターゲットへはマスターのHDD内と同一のアドレスにコピーされます。内部の構成も完全に再現されます。構成を変更することはできません。
可能な処理、デュプリケーターを使う利点
- 隠しファイルやソフトウェアプロテクション、OS固有の領域など、PCでのコピーでは再現が不可能なソフトウェアの処理に依存する内容も含めて複製が行える。
- 安定した高速複製が行える。
- 同時並行で多数のドライブが処理できる。(コピー、コンペア、消去等)
不可能な処理、デュプリケーターでは行えない点
- ファイルを選択してのコピー
- パーティション情報の変更
- 断片化の解消(デフラグ)
「システム&ファイル」の場合のコピー内容
「オールパーティション」の場合のコピー内容
「HDDゼンタイ」の場合のコピー内容
下図は、マスター(ソース)とターゲットのHDD容量が異なる場合、3通りのコピーモードでどのような結果になるのかを示した例です。
※ 上図では75MB/secの速度でコピー時間を計算しています。
● ソースのハードディスク容量 ≦ ターゲットのハードディスク容量の場合
例えばソースのHDDが320GBで、ターゲットのHDDが500GBならば、全ての条件でコピーは成功し、さらに残りの未使用領域を使用することが出来ます。
(パーティションはソースのものがそのまま移行されるため、パーティション領域外は未使用領域のままとなります)
例えばソースのHDDが320GBで、ターゲットのHDDが500GBならば、全ての条件でコピーは成功し、さらに残りの未使用領域を使用することが出来ます。
(パーティションはソースのものがそのまま移行されるため、パーティション領域外は未使用領域のままとなります)
● ソースのハードディスク容量 > ターゲットのハードディスク容量の場合
認識している全体容量が、ソースよりもターゲットが小さい場合は、コピー不可となります。
認識している全体容量が、ソースよりもターゲットが小さい場合は、コピー不可となります。
※ コピー後の結果が「Fail」となったハードディスクが発生した場合、その画面のまま[↑][↓]ボタンを押すことで、個別の結果を見ることが出来ます。Failが発生したハードディスクを特定する際にはこの操作を行って下さい。
DoDショウキョ+コンペアについて
DoDショウキョ+コンペアは、各ビットを3度上書きします。1度目は00で、2度目はFFで、3度目はランダムな値で消去を行います。最後にランダムな値を読み込んでコンペアを行います。
※ DoDショウキョの所要時間は、フルショウキョの3倍以上です。コンペアを含むと、4倍以上となります。転送速度にも依りますが、1TBを超える容量のDoDショウキョは1日を上回る時間を要するため、実行にはご注意下さい。