パソコンの回収・データ消去・中古販売・資源化までお客様の声を形にした4つの事業を展開している【株式会社アールキューブ様】に製品を導入していただきました。
誰でも使える専用装置「HDC-MT700UG-SAS」で、データ消去業務の効率と品質を大幅改善!
導入前にあった課題・悩み
一般的な消去ソフトを使用したデータ消去作業では、ソフトを扱うのに特殊なIT知識や技術が求められるため、対応できる人材の確保が難しく、業務の属人化が課題となっていました。
さらに、消去ソフトではサーバのRAID環境下など一部の環境で正常に動作しないことがあり、オンサイトでの作業が滞るケースも発生していました。
導入した決め手・この製品を選定した理由
ある単体HDDで一般的な消去ソフトを用いたところ、消去が出来ないといったトラブルが起きた事例があり、創朋の担当者様に相談したところ専用のデータ消去装置「HDC-MT700UG-SAS」の紹介を受け、導入の必要性を強く感じました。
専用装置と聞くと難しそうな印象がありましたが、実際には誰でも簡単に使える設計で、業務の属人化を防ぎながら、確実なデータ消去が可能になりました。環境に依存せず確実な消去が可能であることが確認できたことが導入の決めてです。
HDC-MT700UG-SASご使用状況

導入後に課題に対して生じた変化・影響
最大の効果は「属人化の解消」です。
従来の消去ソフトは専門知識が必要で、限られた人しか扱えませんでしたが、「HDC-MT700UG-SAS」は、消去方式(例:NIST SP 800-88)を選ぶだけのシンプルな操作で、誰でも正しく消去を開始できます。実際、作業員が持つ技術スキルの依存性が大幅に低下しました。その為、人員配置の柔軟性が向上したことにより技術力の高い社員をより高度な業務に集中させることができるようになり作業の効率も大幅に上昇しました。限られた人材を有効活用できるようになり、現場の運用改善に大きな手応えを感じています。
また、コンパクトな設計であり環境に依存せず、誰でも簡単に使えるメリットはオンサイトの場合に限らず、社内で行う業務においても有効であるため、既存のデータ消去用設備環境を一部代替する形で本格的に配備することとなり、「HDC-MT700UG-SAS」を複数導入し、現在ではデータ消去業務における主力機として活躍しています。
また弊社消去施設では、M.2のSSD消去用として NVMe / SATA 同時消去作業可能な「HDE-GM600」の導入も行っており、「HDC-MT700UG-SAS」と並行して消去作業を行う事であらゆる記憶媒体に対応させております。
HDE-GM-600ご使用状況

使用した感想・印象
- 異なる容量のドライブを同時に消去しても、完了したものから順に入れ替えが可能
- コンパクトな筐体で複数台設置しても省スペース
- 作業員を選ばず、誰でも扱える設計
これらの特長により、現場の作業効率が大幅に向上しています。
物理破壊装置「STPN」の導入効果
弊社では、創朋様の電動式モデル「ストレージパンチャー STPN」も使用しております。従来はSSDの外装を分解し、チップを一つずつ破壊する必要がありましたが、導入により、外装のまま一括破壊が可能に。
操作も簡単で、誰でも同じ結果が得られるため、こちらも属人化を防ぐことができています。
物理破壊装置「STPN-30」ご使用状況

今後の展望と期待
写真付きの物理破壊証明書を作成できるシステム「STB-01」の導入を検討中です。
破壊写真の品質を均一化できることに加え、誰でも同じ品質のサービスを提供できる点に期待しています。
まずは本社(埼玉県所沢市)での運用を予定しており、将来的には地方事業所への展開も視野に入れています。
株式会社アールキューブ様について
地球のために、人のために、企業のために、私達アールキューブはロスの少ない循環社会の構築を目指して事業展開しております。
3Rの徹底はもとより、物流から情報セキュリティに至るまで、あらゆる角度から企業のリサイクルプランをサポートしています。
株式会社アールキューブ様全景



