デュプリケータという言葉にあまり馴染みのない方が多いと思います。
デュプリケータとは「複製機」という意味の言葉で、パソコンや各種メディアなどの外部記録媒体に保管されているデータを、複製する作業に特化したデータコピー専用機器のことです。
デュプリケータにはHDDやSSDなどの大容量記録装置、Blu-ray、DVD、CDなどの光ディスクメディア、USB、SDやCFカードなどのフラッシュメディアに対応しているものなど、多くの種類があります。

デュプリケータを使うメリット

デュプリケータはコピー専用機器ですが、コピー自体はパソコンでも可能ですので、わざわざ使用する必要がないと思われるかもしれません。
デュプリケータを使用することにどのようなメリットがあるか3点ほどご紹介します。

作業効率が高い

パソコンでもデータコピーは行えますが、容量や必要枚数によっては作業に非常に長い時間を要する場合があります。例えば複数枚のCDやDVDにデータをコピーする必要がある場合、1枚ごとにディスクを出し入れし、その都度ソフトを操作してコピーを実行しなければならず、時間と手間がかかります。
デュプリケータはデータを直接ディスクに書き込むオンザフライ方法でコピーを行います。そのためパソコンで一枚一枚コピーするよりも高速なコピーが可能です。ターゲットドライブを多く搭載し、複数枚のディスクへ一度にデータをコピーできる製品もあります。書き込みのたびにソフトを操作する必要がないため、コピー中に他の作業を行うこともできます。
デュプリケータによるコピーの手順は、コピー元のメディアを所定の位置に設置します。次にターゲットのメディアを接続し、本体のボタンを押すだけで作動します。そのため誰でも簡単にコピー作業が可能です。

パソコンが不要

デュプリケータは完全に独立したスタンドアロンの機器です。使用する際はパソコンを立ち上げる必要がありません。手間が減るのに加えてウイルス感染の心配も非常に少ないです。またパソコンを持ち込めない場所でも作業ができます。

コピー以外にも使用できる

対応メディアごとに製品が異なるデュプリケータですが、コピー作業以外にもコンペア、データ消去、メディアの解析や検査などの機能が搭載されています。例えばHDC-MTUG-SASシリーズは、HDD/SSDコピーに加えてNIST/DoDやsecure/sanitigeなどのデータ消去機能も搭載されております。JET-AEシリーズは、自動でディスクの搬送を行うため、コピー作業はデュプリケータに任せることができます。

 

HDC-MT700UG-SAS JET-AE06D

弊社では国内のデュプリケータのパイオニアとして豊富な及び実務経験持ち、様々なデュプリケータを取り扱っております。
ぜひ導入をご検討の際はご相談ください。