磁気データ消去装置 MagWiper

磁気データ消去装置「MagWiper」は、本体内のチャンバー(媒体格納庫)内に約1万Oe(800kA/m)の強力な磁界を発生させ、格納した記録媒体内の記録データを一瞬で弾き飛ばし利用不可にします。

 

HDDプラッタ上の磁気をMFM(磁気力顕微鏡)で測定した結果

HDDプラッタ上の磁気をMFM(磁気力顕微鏡)で測定した結果

 

 

特長

消去時間は一瞬(0.1秒)の超高速。


消去時間は一瞬(0.1秒)の超高速。さらに、業界最速17秒(MW-15000Xの場合)のクイックチャージで待機時間を減らします。チャージは庫内から媒体を取り出し次の媒体を挿入するまでの間に自動で行われますので、ほぼノンストップで効率よく作業が実施できます。

業界初・特許技術の「斜め磁化方式」


従来の類似装置では抹消が困難であった垂直磁気記録方式のHDDも、業界初・特許技術の「斜め磁化方式」を採用することで確実に消去が可能となりました。

特別な電源設備は不要


AC100Vで動作し、家庭用電源で使用可能です。
※消費電力が大きいため電源タップ(タコ足配線)を介しての接続はおやめください

磁気消去管理システム(オプション)


簡単手軽に消去作業の記録(消去ログ)をデータベース化できます。
消去作業の効率化・作業時の人的ミス防止対策にご活用いただけます。
バーコードリーダーでハードディスク表面の製品情報をスキャンし、磁気消去装置「マグワイパー」本体にメディアをセットして消去ボタンを押すだけのシンプル操作で、誰でも簡単に消去ログをデータベースに保存することが可能です。ハードディスクの型番(P/N)および製造番号(S/N)はバーコードリーダーで自動取得するため、従来の手書き入力に比べ、転記ミス等の心配がありません。

仕様

※庫内に入れられる記録媒体の最大サイズは庫内寸法をご確認ください

名称 MagWiper Standard MagWiper Hybrid MagWiper MW-1B
(NSA Listed モデル)
型名 MW-15000X MW-25000X MW-1B
庫内寸法
(チャンバー領域)
115(W)×70(H)×145(D)mm
※3.5インチHDD 1台分
131(W)×119(H)×150(D)mm
※3.5インチHDD 2台分
114mm(W)×45mm(H)×231mm(D)
チャージ時間 17秒 20秒 約15 秒
最大消費電力 100V/10A(チャージ中) 100V/13A(チャージ中) 100V/14A(チャージ中)
外形寸法 264(W)×240(H)×454(D)mm 333(W)×285(H)×625(D)mm 333mm(W)×285mm(H)×630mm(D)
重量 17.5kg 30kg 46Kg
発生磁界 800 kA/m(約10,000 Oe) 1,592kA/m( 約20,000 Oe)
全モデル共通仕様
消去対象
磁気メディア
ハードディスク、LTO、DDS/DAT、DLT、CMT、9940、3592、AIT、FD 他
※一覧に含まれていない磁気メディアについては、別途お問い合わせください。
ハードディスク
対応記録方式
垂直磁気記録方式、面内磁気記録方式(長手)
データ消去時間 0.1秒
待機中消費電力 10W以下 ※チャージ完了後
動作環境 5~35℃、湿度20~80%以下(結露なきこと)