デュプリケーターの動作が安定しなかったり、書き込まれたディスクがプレイヤーやパソコンなどで読み込みが出来ないなど、おかしい点が発生していましたら、まずは以下の点をご確認ください。

ディスクがプレイヤーで再生できない

プレイヤーでの再生が行えない場合は、以下のような可能性が考えられます。
⇒DVDプレイヤーでの再生をするのに、DVD-Video形式のマスターではない。
⇒音楽CDプレイヤーでの再生をするのに、CD-DA形式(音楽CD)のマスターではない。
⇒プレイヤーでの再生をするのにRメディアではなく、RWメディアで書き込みを行なっている。(特にCDの場合)
⇒ディスクの規格仕様が対応していない。
(16倍速DVD-RメディアはVer.2.1規格で、比較的新しい機器でしか対応していません。8倍速以下をご利用下さい)
⇒パケットライトソフトで作成したマスターを複製した。
(パケットライトはソフト依存の方式のため、読み込む機器にも同じソフトが必要な場合が多い)

マスター(ソース)ディスクがファイナライズ処理されていない【オープン状態】

デュプリケーターはマスターディスクに適切な終了処理(ファイナライズ)が行われていることを前提として動作が行われます。
ファイナライズ処理(クローズ状態)になっていないディスクをマスターとして利用した場合には、書き込みが正常に行われない可能性があります。(適切な処理が行えず読み込みが出来ないディスクを作成してしまう場合があります)
この状態を回避するためには、マスターを作成する際に必ずファイナライズ処理(ディスクのクローズ)を行うようにしてください。
また、ファイナライズ処理がされていないディスクは、プレイヤーなどでの再生・読取互換性も低く、対応できない場合が多いため、再生などが行えない場合は、ファイナライズ処理がされているかの確認も行いましょう。

ディスク記録面の汚れやキズがひどい(マスター、ブランク共に)

ディスクの記録面に直接手を触れたり、ホコリなどの汚れが付着していると、ドライブのレーザーが乱反射して正常に読み書きが出来なくなることがあります。

電源をマルチタップ(タコ足)から供給している

高出力のレーザーを利用するドライブが多数取り付けられているデュプリケーターの電力は、大型テレビやエアコンなどと大差ないほどの大きな電力を使用します。
マルチタップを使用すると、電力が分散し、デュプリケーターに安定して必要充分な電力が供給されないことがあり、動作の停止や不安定さが発生する可能性があります。

高温、低温など、動作環境として適切でない

動作を推奨する温度や湿度などに適さない環境での使用を行った場合は、機器が本来の性能を発揮できず不安定になったり、動作が行えなくなる場合があります。

ディスクが粗悪品

ディスク自体の品質が悪い場合は、ドライブのレーザーに対する感度が悪く、正常に読み書きできない場合があります。